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PCDJで現場対応を考えつつ、できるだけ低予算でできる機材選び [音楽]

DJをこれからはじめたい、いや、今はちょっとかじりたい程度だけど慣れてきたらクラブやバー、カフェでDJできる機会があればチャレンジしたいなぁ、くらいの趣味レベル、ホームサイズのDJとして楽しむ場合に十分な機材は何か。それをもうかれこれ5年以上考えてきて、ひとつの個人的な回答がでました。
これから遊びでDJやりたい、できれば簡単なほうがいいからPCDJで、という方に参考になればと思います。

というわけで、まずは結論から。
■今、使っている機材と方法
・PC・・・14インチサイズのwindows10
・DJソフト・・・TRAKTOR PRO3
・オーディオインターフェイス・・・TRAKTOR A6
・MIDIコントローラー・・・TRAKTOR KONTROL X1 MK2

上記の機材を現場のDJブースに持ち込んでプレイします。
PCの楽曲データをDJソフトとそれに対応したコントローラーで選曲や頭出し、その他エフェクトを操作して、楽曲と楽曲のつなぎやイラコイザー(EQ)の調整は現場のミキサーを使います。

本当に初めてPCDJやることを考えるときのために先の機材について簡単に説明します。

■PC
自宅PCがWindowsなのでそのまま使用。CPUはCore i5(8th)です。
いまのところ使用ソフト「TRAKTOR PRO3」での音飛びなど処理落ちは感じません。
14インチはDJ用としては少し大きめです。13.3インチを使うのが多いようです。

■DJソフト
TRAKTOR PRO3
Native Instrumentsより発売のDJソフトで、Serato DJ Proと同じくらいDJソフトでは有名。
最初に買ったDJソフトがTRAKTOR PRO2だったのでアップデートしてそのまま使用。
PRO3になってDVSにも対応しましたので、より現場志向、プロ志向のソフトになった気がします。
このソフト自体はハウス系のDJに利用者が多いようです。

■オーディオインターフェイス
TRAKTOR A6は名前のとおり、TRAKTOR PRO3の公式オーディオインターフェイスみたいなものです。このオーディオインターフェイスでないとTRAKTOR PRO3からの楽曲データをミキサーに出力できないということではありません。でも、メーカーをそろえておくと初期設定やトラブルシューティングが楽です。これは個人的にはかなり重要です。

■MIDIコントローラー
TRAKTOR KONTROL X1 MK2も同じくTRAKTOR PRO3の公式コントローラーです。
機材としてはかなり前に発売されたものですが、まだまだ十分使えます。ソフトと同じメーカーなので初期設定やトラブルシューティングが楽です。

このセッティングまで来るのに主にお金の都合とかで5年くらいかかりました・・・。




では、この機材を選ぶに至った理由を長々と書きます。

■現場DJブースもいけるPCDJの機材選びって・・・
DJをする機材はネットで調べれば、それはもうかなりの数がヒットします。
しかもなかなかのお値段に驚くわけです。どれをどう選べば自宅練習かつクラブやバーの現場DJブースに対応できる組み合わせになるのか、限られた予算の中で大きな悩みとなります。
まずは、いわゆる「現場のDJブース」には何があるか、確認しておきます。

一般的なDJブースは
・アナログのターンテーブルが2台
・CDJが2台
・DJミキサー(4ch)が1台
そんな構成になっているケースが多いです。

PCDJの場合はPC内にある楽曲データを、DJミキサーを経由してスピーカーに出力します。
ただPCを飛び出した楽曲データの信号は、DJミキサーでは直接読み取れない状態になっています。
それを解決するにはオーディオインターフェイス(以下I/F)という機材が必要です。

I/FはPCDJをやるにあたって必ず必要になります。

ではDJブースの状態を知った上で、PCDJに必要なものは何かを次に書きます。

■PCDJをやるために絶対に必要なもの

・ノートPC
・DJソフト
・オーディオインターフェイス(I/F)

必要最低限であれば、これでできます。
独断と偏見に基づくそれぞれの選び方は次のとおり。

■ノートPCについて
WindowsでもMacでもそんなに変わらないと思います。
こだわる人はたぶん「Macのほうが安定感がある」との理由でMacを選ぶのがいいでしょう。私はそこまでじゃないのとWindowsに慣れているのと、いまのところ不具合もないのでWindowsでやってます。core i5以上のCPUを搭載したPCならおおむね処理とかは問題なさそうです。
中には「WindowsでDJとか(笑)」みたいに思う人もいるかもしれません。けど、ブラインドで聞いてWinかMacどちらから出力した楽曲データかなんてわかるものではありませんし、楽曲データそのものとかスピーカーとかPC以外の環境のほうが大きいと思うので、まあ気にしないことにしています。
あと、タッチパネル式ディスプレイのPCが使ってみるとめっちゃ便利です。
電車で移動中にセットリストを作ったりするときもマウスやパッドなしで操作できます。

■DJソフトについて(!ソフト単品買いはちょっと待って!)
使っているのはTRAKTOR PRO3ですが、有力なDJソフトにはもう一つSerato DJ Proというのがあります。TRAKTORを選んだ理由は、一番最初に購入したMIDIコントローラーにバンドルされていたから。それでTRAKTORの正規版へのアップグレードが比較的安くできたのも大きな理由です。
現在、この2つのソフトの価格はTRAKTOR PRO3のほうがちょっとだけ安いです。
どちらのソフトにも購入するMIDIコントローラーやオーディオインターフェイスにアップグレード可能な体験版がバンドルされているケースもあるので、MIDIコントローラーの購入を考えている人はソフトだけ単品で買うのはもったいないです。
あと後発ですが、DJ機器トップシェアのパイオニアがrekordboxというソフトを販売するようになりました。

TRAKTOR PRO3・・・¥12,800
Serato DJ Pro・・・・¥15,000
rekordbox dj 5.0・・・¥15,000
(2019年3月時点)
DJソフトについては、もしDJ仲間がいるならその人と同じものにするのも手です。
設定でわからないこと、現場でトラブルになった場合も助けてもらえる可能性が高いです。

ちなみに各DJソフトの攻略本あります。



■オーディオインターフェイス(I/F)
オーディオインターフェイス・・・。これは音響機器にはそれほど詳しくないですが、音質に直結する重要な機材です。あまり考えずにDJソフトが推奨するものを選択するのをオススメします。理由はなんといっても初期設定やトラブル対応がしやすいです。言ってみれば推奨環境での使用なのでデフォルトの設定でそのまま使用できるケースもありますし、仮に設定を変えようとした場合も、マニュアルは推奨する環境に基づいた説明が載っているので、初心者でもまだわかりやすいはずです。
「物理的な接続は間違いないのに音が出ない!」のトラブルはほぼ必ず直面します。ここはコスト削減よりも、練習時間の確保とストレス低減を優先すべきところだと考えます。

TRAKTOR PRO3の場合・・・TRAKTOR Scratch A6など


Serato DJ Proの場合・・・DENON DS1など


まず、ここまでが必要最低限の機材と選択の考え方です。

続いては、自宅練習のために練習環境を現場DJブースに近づけます。
必要なのはDJミキサーとスピーカーです。

■DJミキサーについて
あくまでできる限り低予算というのがテーマですが、このぐらいの機能は欲しいというのがあります。
・EQは3バンドのもの
これだけです。
EQとはイラコイザーのことで、3バンドあるミキサーの場合、高音・中音・低音の出力の強弱をコントロールできます。趣味レベルDJなら、現場で使うのはほぼこのEQを操作するノブとフェーダー、クロスフェーダーくらいです。

たとえば、トップクラスのシェアをもつパイオニアの2chDJミキサー


ちょっと安いベリンガーのDJミキサー


オーディオインターフェイス内蔵型DJミキサー


ここまでのモノが自宅にあれば、DJプレイは可能です。
PCでDJソフトを動かして、PCキーボードとマウスやトラックパッド、タッチ式のディスプレイで操作して曲をつないでいくことができます。
ただ、PCキーボードに対応する操作は覚えにくかったり、マウスなんかではそもそも操作がしづらいのがDJソフト。流す曲には問題なくても、DJブース内で事務作業しているように見えてしまうというビジュアル面の問題もあります。
そこであると便利なのはDJソフトに対応したMIDIコントローラーということになります。

■MIDIコントローラーを選ぶ考え方
MIDIコントローラーについて、操作性についてはほぼ慣れと好みなので、使用するDJソフトが対応してるものであれば問題なしです。ただ、オーディオインターフェイス選びと同様にそろえておくとトラブルが少ないと思います。

では何を選択のポイントにするのか?
私の出した答えは、携帯性でした。動作の安定性を前提に、とにかく軽くてコンパクトなMIDIコントローラーです。というのも、現場のDJブースははっきり言って狭いです。PCの置き場所確保だけでも工夫しないといけないのがあたりまえという環境です。その狭い中、PCを置き、I/Fを置いて接続して、さらにMIDIコントローラーとなれば・・・置き場所はかなり厳しくなることが予想できます。

MIDIコントローラーは10年くらい前に登場してPCDJの普及にともなってどんどん高機能化が進んだように思います。youtubeなどにたくさんアップされているように、4デッキを使ってエフェクトをかけるとか、リアルタイムリミックスをするとか凝ったプレイの可能性が無限大に広がっています。すごくいいことです。でも、MIDIコントローラーは高機能であればあるほど、デカくて重い。
大箱クラブやフェスのステージだったり、ミクスチャーバンドのDJプレイヤーならデカさも含めてサマになり、機能もフル活用できそうです。
でも、いま話をしている想定は趣味レベル。DJブースは狭いし、持ち運びの労力はぶっちゃけ減らしたい。そもそも高機能なMIDIコントローラーを持っていたところで活用できるスキルをつける時間もないわけです。

であれば、使いこなせる機能を厳選したもので、場所をとらず持ち運びも軽くて楽。それでいてプレイが事務作業みたいに見えないようなもの。その答えが私の場合はTRAKTOR KONTROL X1 MK2でした。機材自体の説明に関しては、NI社の公式ページなどで確認できますので、ここでは割愛します。
よく使う便利な機能だけ言うならば、

・ループ
つなぎの合間などでブレイクなど合わせるタイミングをはかるのに役立ちます。
・CUEのマーキング
デフォルトの設定では1つの楽曲に対して4つまでCUEポイントを設定できます。
一気に楽曲を指設定したところへジャンプさせることができるのでリミックスのような鳴らし方をしたり、ジャグリングと似たようなことができます。
・エフェクターのON/OFF
TRAKTORにはソフトの機能としてエフェクターが付加されています。コントローラーでワンタッチでON/OFF、エフェクトのかかり具合をノブで調整できます。

まあ、とにかく操作が楽なのでプレイ中の気持ちに余裕ができます。



■MIDIコントローラーではスクラッチをしない選択
DJといえば誰もがイメージするスクラッチですが、私自身のプレイとしてできないというのもありますが、四つ打ちハウス系をかけることが多くスクラッチを必要とする点がなかったためです。MIDIコントローラーを使ったスクラッチを捨てると一気に荷物が減らせます。

余談ですが、最初にMIDIコントローラーを買ったときは「やっぱDJ遊びするなら、スクラッチってどんなものかやってみたいよね!」というノリでジョグダイヤルのついたVESTAXのVCI-100mk2(I/F内蔵で値段も比較的手ごろだった)を購入しました。結果としては当時使用していたPCと、当時のTraktorのバージョンなどもろもろ相性がよくなかったのか動作不安定で練習よりも設定に悩む時間のほうが長かったです。ただ不安定ながらも使っていく中で、スクラッチはそんなにプレイスタイルとして使わないということがわかりました。

PCDJで本気でスクラッチをするならDVSでアナログターンテーブルが最も実用的でスキルアップにも役立つと思います。ハイレベルなスクラッチスキルを持つヒップホップ系のPCDJの多くは、DJソフトの楽曲データを専用のアナログレコード(コントロールヴァイナル)で操作してスクラッチプレイをしています。

とにかく、私の場合はDJプレイとしてスクラッチをしないという理由から、ジョグダイヤルのついたMIDIコントローラーは選択から外れたわけです。

■MIDIコントローラーのサイズ感
TRAKTOR KONTROL X1 MK2の場合
(120 mm x 52 mm x 294 mm, 691g)
A4用紙の半分よりちょっと大きいくらいで、700gを切る軽さです。
ちょっと大きめのリュックで、ノートPC、I/F、このMIDIコントローラー、あとPCの電源やUSB接続、ミキサーとの赤白ケーブルなどもろもろは十分入ります。



ジョグダイヤルのあるコントローラー(コンパクトなもの)
TRAKTOR KONTROL S2の場合
(W.486 x D.265 x H.59 mm,2.6kg)
幅約50cmはバックパックに入らなくはないけれど、2.6kgは重い!
持ち物としてはI/Fが内蔵されているので、ノートPC、このMIDIコントローラー、その他コード類になります。



パイオニアDDJ-SB3の場合
(482.6×272.4×58.5mm,2.1kg)
Serato向けコントローラー。ちょっと軽くなったけれどサイズ感はS2とほぼ同じ。



高機能DJ MIDIコントローラーのサイズ感
TRAKTOR KONTROL S8
(38.7 cm、高さ: 6,6 cm、幅: 58,5 cm、5 kg)
ジョグダイヤルはないけれど波形表示機能まであるTRAKTOR KONTROLのフラッグシップモデル。TRAKTORの全機能を完全コントロールできます。この重量感はもう、ほぼ楽器です。現場DJブースが広く、キャリングケースでの持ち運びが苦にならないならアリかも。



パイオニアDDJ-SX3
(664 mm,70.4 mm,354.4 mm,6.1 kg)
Serato向けパイオニアのフラッグシップモデル。上記に同じくほぼ楽器。



■やっぱり気になるコストのこと
PCは手持ちのモノを使うとして・・・
すべて新品定価なら
Traktor A6(I/F)・・・¥37,800
TRAKTOR KONTROL X1 MK2(MIDIコントローラー)・・・¥24,800
DJミキサー2chタイプ・・・・¥20000~30000くらい
DJソフト・・・¥7000~15000くらい
※MIDIコントローラーやI/Fのバンドルでアップグレードすれば¥7000くらいにできます。

まあなんだかんだで8万円くらいかかります。
でも、フリマアプリや中古ショップなどをうまく活用すれば5万円くらいでそろえることもできます。


■現場DJブースもいけるPCDJの機材選びの結論として
持ち運びが楽、コントローラーは便利なので使いたいが置ける場所は十分でないことが多いのでコンパクトなほうがいい。あと、やっぱり見た目として現場のDJミキサーを使えるほうがサマになる。
これらを踏まえたのが、ノートPC(1.3kg)、I/F(0.75kg)、コンパクトなMIDIコントローラー(0.7kg)というわけです。接続のコードをもろもろ加えても4kg以下になっていると思います。これなら駅から多少歩くことになっても苦ではないのと、泊りの着替えなども少し持っていける余裕があります。
これからDJやってみたいという人の参考になれば幸いです。

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BGMに!ダンスミュージックの情報収集に!ネットラジオのDIが便利! [音楽]

けっこうにダンスミュージックをデジタル配信しているBeat Portをご紹介しましたが、アーティスト名やレーベル単位でディグっていて、どうもライブラリに加えたくなるような新鮮味のある曲に出逢えないなんてことも時々・・・。自分の知識だけで検索かけたりしているから当然の結果といえば当然のこと。

そんな状態になったときに役立つのが、海外のダンスミュージックを24時間流してくれているネットラジオ「DI(Digitally Imported)」。
ダンスミュージック系の音楽チャンネルが89もあります。チャンネル数からイメージできるようにジャンル分けがかなり細分化されています。

ハウスだけでも「House」「Deep House」「Jazz House」など28チャンネルも!ハウス聴き始めたけど、自分の好きな系統のってどんなジャンル分けになるのかな?なんて疑問の答えにもなるから、ここで好きなチャンネルが見つかったらひたすら聴いてチェックすれば曲名、アーティスト名もスッキリ解決できます。
それでチェックした曲名とかはBeat Portで検索すればまあまあの確率でヒットします。

DIでチェックする⇒Beat Portで探して購入。みたいな感じで自分のライブラリをもっと充実できますよ!

DIを聴くにはFacebookかGoogle+(グーグルプラス)のアカウントが必要なようです。
あとスマートフォン、タブレット端末なら無料アプリがあるので、あればアクセス便利です。

アンドロイド用のDIアプリ



アマゾンプライムで音楽をディグって聴き放題!レアグルーヴもあったよ! [音楽]

いまさらですが、ネット通販のアマゾンのプライム会員サービスがかなり使えます!
もともとはアマゾンで買い物をすると翌日にほぼ必着するという有料(年間3900円)の速配サービスだったのですが、10月に映画、ドラマの見放題サービス「プライムビデオ」が追加され、また先月11月には音楽の聴き放題サービス「プライムミュージック」がはじまり、たいへんお得になりました。

プライムミュージックはスマートフォンやタブレットなどの携帯端末に専用の無料アプリ「Amazon music」をインストールしていれば、好きな音楽をMP3形式でダウンロード、端末へ保存してオフラインで聴くこともできます。

このMP3はitunesとかでは読み込みできない仕様になっていました。通常の音楽データのようにダウンロードしたデータを他のソフトに読み込ませて個人的な利用目的でにコピーしたりとかはさすがにできないようです。

とは言え、単純に聴くだけなら100万曲を超えるライブラリが手元にあるのは素晴らしいこと!
心のままに聴いてこれは自分のitunesとかのライブラリにおいて置きたいというのだけ購入するようにすればそれなりに節約もできそう。

それで、100万曲は大したもので、レアグルーヴの超名盤もありました。
Maceo Parker & All The King's Men『Doing Their Own Thing』
ジェームス・ブラウンのバンドでサックスプレーヤーとして活躍したメイシオ・パーカーのリーダー作。この一作を聴けば、インストルメンタルファンクってこんな音楽なのね!とわかるはず。

自分の名前をタイトルにしちゃったtr.1「Maceo」という曲


ほかにもレア・グルーヴ関連で言えば、Lafayette Afro Rock Band の『Malik』なんかもありました。

とにかくアマゾンのプライムミュージックは、ショップにいかなくても、一曲まるまる、アルバムまるごと聴けちゃうディグりまくりサービスです。もちろんディグるという行為において、もっとも経験として必要なのは、ショップでジャケ買いして大失敗、大成功なんてことだと思います。ものすごく大切な経験です。ただ、予算が人にはあります。限られた予算の中でいいものを見つけたいという目的には有効な手段となるはず。

プライム会員申し込みはココで!
アマゾンのプライムミュージックを持ち出すならFireタブレットが便利!
プライム会員なら特別価格で超オトク!!

30代音楽ファンならピクっとなるEテレの子ども番組 [音楽]

全然更新ができないので、更新のための更新となる今回。
Eテレ(前NHK教育)の子ども番組を見ていたら、30代音楽ファンなら「おや!?」と思うクレジットが結構出てくるという話です。

番組名とクレジットをまとめて紹介しますと
「シャキーン!」
月~金曜日 午前 7:00~7:15(15分)
番組HPはココ

「シャキーン!」に出てくるラップ曲とラップ指導
上鈴木伯周
tkd.jpg

上鈴木兄弟による双子ラッパーユニット「P.O.P」で主に活動。
映画『SR サイタマノラッパー』シリーズ(09、10、12)全編において
ラップ監修・指導を担当。伝説のDJ TKD先輩役(写真)としても出演。


「みぃつけた」
月~金曜日 午前7:45~8:00(15分)
番組HPはココ

この番組はけっこう有名。メインキャラクターのコッシーの声がサバンナ高橋が担当していることとか。
作曲アーティストが豪華なのであんまり説明がいらないね。

吉井和哉
元THE YELLOW MONKEY のボーカリスト。
提供楽曲「ふたりはさかさま」は、ローリングストーンズ直系のサウンドです。

トータス松本
ウルフルズのボーカリスト。
提供楽曲「わーっ!」は今よくエンディングでかかっています。トータス節があふれてます。

横山剣
クレイジーケンバンドのフロントマン・ボーカリスト。
提供楽曲は「サボさんまいったな」。昭和歌謡テイストな渋めのナンバー。

星野源
インストゥルメンタルバンド、SAKEROCKのリーダー。俳優としても活動。
宮藤 官九郎作詞の「おっす!イスのおうえんだん」を作曲。

斉藤和義
ロックシンガーソングライター。
提供楽曲は「レッツゴー!サボテン」。弾き語りイントロから一転、軽快なロックチューンへと展開するよ。

ほら、説明不要でしょう。ほかにもレグというイスのキャラクターの声を篠原ともえが担当していたりと、制作スタッフ側のサブカル色濃いめ。

ムジカ・ピッコリーノ
土曜日 午前8時25分~午前8時35分
番組HPはココ

“音楽の基本的な仕組み”を感覚的に理解できるように物語の中に織り込んだ「子ども向け音楽教育番組」。というのは番組HPより引用した文章。各回、ストーリーを通して、ありとあらゆるジャンルの音楽を紹介しています。「クラシック」はクラシックで終わらず、カノンの進行なんかも説明するほど。ジャンルはジャズ、ロック、ジャパニーズフォーク、昭和歌謡、ハワイアン、ブラジリアンミュージックと超幅広い!「ポリリズム」を説明する回なんてPerfumeの楽曲を使ってました!DVDボックス出してほしい。

この番組については、キャスト陣が素敵。

浜野謙太
在日ファンクのリーダー兼ボーカリスト、SAKEROCKのトロンボーン担当。

サンコンJr
ウルフルズのドラマー。

ROLLY
元すかんちのボーカル兼ギタリスト。グラムロックなルックスは50代の今も健在。

おかあさんといっしょ あつまれ土曜日
土曜日 午前 8:00~8:24
番組HPはココ

Eテレの子ども番組の代表的番組。その土曜日版。着ぐるみキャラクターはムテ吉、ミーニャ、メーコブ。僕の時代は、じゃじゃ丸、ピッコロ、ポロリ。
ぼーっと見ていたら声を聴いて、「あれ?」と思ってクレジットをみたらやっぱり!

わいず
「でかけよう!」で歌唱提供。当番組内でのクレジット名称はひらがなですが、通常は英語表記のWISE。HIPHOPソロアーティストでバイリンガルMC。テリヤキボーイズでの活動も有名。

そういえば、「デザインあ」の音楽制作はコーネリアスだったな。
普段、子ども番組なんて見ないって人も、知ってるアーティストを探してみようって見てみると意外な発見があるかもしれませんよ!

今回この記事に登場したアーティストの楽曲はここにあります!










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デビュー作なのにディスコクイーンの貫録あり!Saucy Lady『DIVERSIFY』 [音楽]

ボストンで活躍する日本人プロデューサーmonologが『17 Living Souls』で、日本人がブラックミュージックをやることに対するコンプレックスのような潜在意識を見事に打ち砕いてくれたことを、2013年12月に書いたのですが、今回はそのmonologがプロデュースを務めたSaucy Lady(ソーシィー・レディー)『DIVERSIFY』をご紹介します。海外版は2011年にリリースされていたようですが、2014年6月、新たなリミックス楽曲等を加えてついに日本版がリリースとなりました。
発売すぐに聴いて書ければ一番良かったのですが、2ヶ月くらい経ってようやく購入して聴けました。遅くなってごめんね。

Saucy Ladyは神奈川県出身で、monologと同じボストンを拠点に活動する女性シンガー。彼女の詳しいプロフィールや『DIVERSIFY』に対する思いや収録曲の解説はbmrにインタビュー記事が出ているのでそちらをご覧いただければと思います。

この『DIVERSIFY』、ひと言で申し上げれば、「ディスコ好きなら間違いないから買うべき」です。monologはもとよりプリンス・ポール(初期デ・ラ・ソウルのプロデューサー)からJ・ゾーン、スラッカー・ザ・ビートチャイルドら豪華な制作陣の参加でトラックのクオリティはマジで半端ない出来。

構成は全曲を通してディスコがベースになっていますが、楽曲それぞれの性格は『DIVERSIFY』の名の通り多様性そのもの。ストレートなディスコソングだったり、ヒップホップやファンク、tr.10「Gentle Rain」のようなボサノバだったり。で、そんな性格バラバラのトラックをSaucy Ladyは見事に乗りこなしてくれています。そのスキルの高さもそうですが、それ以上に「次回も何か仕掛けてくれるにちがいない」という期待感を抱かせてくれるアルバムです。

仕掛けてるといえば、tr.4「Beantown Boogie featuring Wasted Talent - Paul Foley and Nabo Rawk」が個人的には一番やらかしてくれてます。後半に意表をついて飛び出す日本語ラップ。EAST END×YURI的オールドスクール風、ちょっとイタない掛け合いは必聴です。

tr.4「Beantown Boogie featuring Wasted Talent - Paul Foley and Nabo Rawk」の日本語ラップ部分がyoutubeにありました!


カッコいい直球ディスコソング。tr.2「Touch It 」。MVはコスプレ?を披露!



今回紹介のSaucy Lady『DIVERSIFY』はこちら!CDでもMP3でもどうぞ!!



こちらは2011年リリースの海外版。リミックス楽曲などの日本版ボーナストラックは未収録。


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ハウス×サックスで注目のKlingandeを聴いてみて! [音楽]

久々の更新となりました。少なくとも月イチは更新しようと思っていましたが、4ヶ月ほど放置していました。
前回の放置期間の記録が4年だったことを思えばかなりマシですが、あらためて更新したいと思います。

Klingande(クリンガンデ)というフランスのディープハウス・ユニットが先月あたりから全英チャートで3位にランクインするなど、クラブシーンでかなり注目を集めております。ランクインした楽曲「Jubel」は、雰囲気はまさに今風の、Aviciiの「Wake me up」あたりの感じで、ヴォーカル部分を超セクシーなサックスのメロディーラインにしたような、と言えばイメージが伝わるでしょうか。彼らの素性(たぶん学生かな?)はよくわかりませんが、カッコいいのは確かです。


全英チャートで3位、KlingandeのセカンドEP「Klingande」



1stEP「Punga」もサックスがいい味だしているぜ!



そういえば、日本にもサックス×ハウスの組み合わせあったじゃん!
DAISHI DANCEと武田真治のやつ。こっちもチェックしとくべき!!ひょっとしてこっちのがリリース先じゃね?ガンバレニッポン!武田真治についてはこちらのページもぜひご覧ください。
SAX@ARENA(MITOMI TOKOTO Limited remix.)/DAISHI DANCE×SHINJI TAKEDA



今回ご紹介の楽曲はここからGET!
まずはイギリスほか世界のチャートでランクインしまくりのKlingandeから。
「Punga」はMP3ならB面収録!




SAX@ARENA(MITOMI TOKOTO Limited remix.)/DAISHI DANCE×SHINJI TAKEDAはここから!


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ディスコサウンド多幸感大盛り!JBZ『iDisco』 [音楽]

ディスコと聞けば、日本人ならほぼ共通して90年代バブルをイメージし、BGMにはMAXIMIZORの「CAN'T UNDO THIS!!」が流れているはず。でも、この「CAN'T UNDO THIS!!」の音楽ジャンルはテクノ・・・。というのはどうでもいい話で、今回はディスコサウンドってやっぱりアガるよなぁということ。代表的なアーティストとしてはEarth Wind & Fireとか、Kool & The Gangとか。この2組は映画「最強のふたり」でダンスミュージック好きの主人公のセリフにも出てくるのをなんとなく思い出しました。

話がちょっと二転三転してしまいましたが、今回のテーマはJBZ『iDisco』という、2013年12月にリリースされたディスコの名盤、クラシックになること必至!な1枚です。

JBZというのは、実はアシッドジャズバンドのThe Brand New Heavies(ザ・ブラン・ニュー・ヘヴィーズ)のギタリストSimon Bartholomewと、レディ・ガガやカニエ・ウェストなどの作品プロデュースを手がけたMark JBが組んだディスコ・ユニット。今作は14曲すべてフィーチャリングした楽曲での構成となっていますが、そのアーティストはJBZの2人が「コラボしたいと熱望していたディスコ・レジェンド達」という、ディスコファンにすればオールスター状態というもの。

なので楽曲のクオリティはパーフェクト。で、tr.1「Don't Lose Control」からtr.14「Dancing All Night feat. Omar」まで、心地よくうねるベースライン、スムースでソウルフルなヴォーカルメロディ、そしてファンキーに彩るホーンセクション・・・、ディスコのツボをついたナンバーがノンストップで続く、ディスコ大盛りな作品となっております。

ではまず、tr.1「Don't Lose Control」をどうぞ。


続いてtr.9「5432 feat. Aurora Dawn」。ディスコのノリってやっぱり素敵!


バブルとディスコの話題で出したので一応載せておきます。言わずもがなのクラシック。
2009年にravexがこの曲を元ネタに使った「I Rave U」も話題になりました。


前からディスコファンだった人も、これからディスコファンになる人も。
JBZ『iDisco』


せっかくだから、「CAN'T UNDO THIS!!」と「I Rave U」も。




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今年もファンキーな1年でありますように!Lack of Afro 「P.A.R.T.Y. (feat. Wax & Herbal T)」 [音楽]

2014年のスタートは、やっぱりパーティー感のあるファンクナンバー!
ということで、ご紹介するのはLack of Afro 「P.A.R.T.Y. (feat. Wax & Herbal T)」。

Lack of Afro(ラック・オブ・アフロ)はファンク系レーベル「Freestyle Records」に所属するDJ、音楽プロデューサー。オリジナル楽曲やリミックス作品を数多く手がけ、現在のファンクシーンにおける最重要人物の一人で、以前紹介したDiplomats Of Solid SoundもこのLack of Afroのプロデュースです。

この曲「P.A.R.T.Y. (feat. Wax & Herbal T)」は、2011年リリースの『this time』というアルバムの9曲目に収録。期待感高まるホーンセクションのイントロ、続く「PAAAATY!」のコールから矢継ぎ早に入るラップがめちゃくちゃカッコよくて盛り上がります。このラップを歌っているのは当時名門ヒップホップレーベルの「Def Jam」に所属していたYoutube出身の双子ラッパー、Wax & Herbal Tによるもの。(Def Jamとの契約はより自由な制作環境を求め2012年8月に終了。以降はホームページのポッドキャスト等に活動の場を移し、楽曲発表などを行っているようです。)
またこの曲、2013年12月にインストバージョンが海外のアディダスのCMで使われており、結構話題になっている模様です。

さて、2014年はどんな曲との出逢いがあるのでしょうか?
とりあえず、明るい気持ちでスタートさせたいですね。では、Lack of Afro 「P.A.R.T.Y. (feat. Wax & Herbal T)」をどうぞ!今年もよろしくお願いします。


こちらはインストバージョン。



今回紹介したLack of Afro 「P.A.R.T.Y. (feat. Wax & Herbal T)」はこちらのアルバムに収録!
ファンク好きならマストバイな一枚です。

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2013年No.1ヒット曲Robin Thicke「Blurred Lines」のRemixを聴き比べてみる? [音楽]

2013年のNo.1ヒット曲といえば、全米ビルボードチャートで12週連続1位という記録を打ち立てたRobin Thicke(ロビン・シック)「Blurred Lines」だということは誰もが認めるところ。この曲自体はfeat.で参加している Pharrellの記事を書いたときにちょっと載せたので、どんな曲だったかなと思った方はこちらのページを別のタブやウィンドウでご覧いただきながら続きを見るとより楽しめるはずです。

今回紹介するのは「Blurred Lines」のRemix(リミックス)です。Remixというのは原曲をもとに別のアーティストやDJ、トラックメイカーが別の味付けをするというもので、簡単に言ってしまえばバージョン違い。聴くシーン、かけるシーンによっては原曲以上のかっこよさを感じることもあるわけです。

それで、「Blurred Lines」のRemix、アマゾンのMP3カテゴリーで「Blurred Lines Remix」で検索をかけると、単なるクレジット違いも含めてですが100件以上引っかかりました。これだけたくさんのRemixがあるということは、ブームに乗っかろうとしてるだけのも多々ありそうですが、素材としても名曲なのだろうなと思いますね。

「Blurred Lines」のオリジナルのほうに対して、あまりピンとこなかったという人もRemixなら、けっこういいじゃんと思うことがあるかもしれませんよ。というわけで、目立ったものをいくつか紹介します。

◆ 「Blurred Lines (Laidback Luke Remix)」
フィリピン生まれ、オランダ育ちの次世代DJ、Laidback Lukeによるもの。LMFAOっぽい電子音フレーズでよりキャッチーでダンサブルな雰囲気。



◆ 「Blurred Lines (Will Sparks ST Radio Remix)」
オーストラリアで活躍中の新進気鋭のエレクトロハウスDJ、Will Sparksによるもの。後半にアカペラを入れたり盛り上がりの緩急がいい塩梅に決まっています。



◆ 「Blurred Lines (Bee's Knees Remix)」
日本盤のボーナストラックに収録。Bee's Kneesというのは「最高の」とかそんな意味らしい。個人的に一番好き。


◆ 「Robin Thicke ft. Busta Rhymes – Blurred Lines (Ted Smooth Remix)」
DJ Ted SmoothによるRemix。ベテランラッパーのBusta Rhymes(バスタ・ライムス)のラップを加えて、ちょっとディープな味付け。なんと現在無料で配信中!(2013年12月18日現在)ダウンロードはココから。

今回紹介した曲はこちらのCD&MP3でゲット!
「Blurred Lines」、Robin Thicke自身もなんであんなに売れたかよくわからんらしい。ところで邦題の「今夜はヘイヘイヘイ」というのはどうかと思います。







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2013年のヒットチャート荒らしPharrell Williams、24時間の超ロングMVを配信! [音楽]

タイトルの通りなのですが、Pharrell Williams(ファレル・ウィリアムス)の24時間もある超ロングMVが話題になっております。「Happy」という曲で、その曲自体は約5分程度ですが、ダンサー、ロケーション、時間軸を変えたくさんのバージョンを作ってつなげているというものです。凄まじいまでの制作労力を感じますが、それだけでなくアクセス時の時刻と連動した時刻でスタートするなど、ネット配信、ネットのインタラクティブ性をしっかり意識して作っているところもさすが。(見たい時刻のものをクリックで自由に見ることももちろんできます)

Pharrell Williams「Happy」はこんな曲


24時間バージョンはこちらからどうぞ。
まだPM8:00頃のスーパーマーケット編くらいしかチェックしていませんが、このスーパーに来る客来る客マナーが悪すぎます。適当に商品を手に取って、元の場所に戻さないなんてのは序の口で、投げたり床に落としてほったらかしにしたりとけっこうヒドい。途中とスーパーマーケット編のラストに店員のダンサーが出てきて鼻歌まじりに仕事しているシーンには心を打たれます。

思えば2013年はこのPharrell Williamsの年だったなぁと思いますね。Robin Thicke(ロビン・シック)の「Blurred Lines ft. T.I., Pharrell」とか前に紹介したDaft Punk「Get Lucky」然り。Pharrellが絡めば間違いなく売れる、そんな空気がありましたね。来年は何をドロップしてくるのかも本当に楽しみです!

みんな知っていると思うけれど、Robin Thicke「Blurred Lines ft. T.I., Pharrell」。
ヘヘヘイ!ここだけ聴けば、郷ひろみオマージュに聞こえなくもない?


Pharrell Williams「Happy」は怪盗グルーのサントラに入っています。だからMVにもキャラクターのミニオンがAM3時ごろに出ているのね。MP3の単品買いもどうぞ!ついでに怪盗グルーのDVDも載せておきます。


2013年の音楽シーンを席巻したPharrell Williams絡みの作品はこちら。







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