嵐『LOVE』に生音ヒップホップグループ、韻シスト!? [音楽]
テレビで見かけない日はないアイドルグループ「嵐」。現在は新作アルバム『LOVE』をひっさげてのツアー中なのですが、この新作アルバム『LOVE』の中に「あのグループが楽曲提供してるの!?」と思った収録曲があったので、そのことについて書きたいと考えています。
その楽曲を提供したグループは『韻シスト』という大阪を拠点に活動するヒップホップバンドです。現在は2MCs、Gu、Ba、Dsの5人組。ヒップホップというのはライブもDJがターンテーブルを駆使して流すトラックに合せてMCがラップをするのが一般的ですが、この『韻シスト』はヒップホップ「バンド」なわけで、トラックを生音で演奏するグループなのです。海外で有名なところだとRootsなんかと同じスタイルですね。日本でミクスチャーでないヒップホップバンドは彼らぐらいではないでしょうか。
嵐『LOVE』にて、韻シストが作曲を手掛けたのは櫻井翔のソロ曲tr.6「sugar and salt」。ギターのループとサビ部分のブラスが印象的なしっとりとしたトラック。ゆったりめのBPMだけどビートもしっかり効いてて、後半のスクラッチ使いも心地いい感じです。やや低音でラップする櫻井の声質ともしっかり決まってます。
これを聞いたとき、櫻井翔のソロとしては2008年の『Dream”A”live』の「HipPopBoogie」と並ぶ良作だって思ったら、実は作曲陣がほぼ同じだったということがわかりました。こちらの作曲クレジットはCOUNTFORCEとなっているのですが、このユニット、韻シストのギタリストでトラックメイカーのTAKUとベーシストのSHYOUによるものでした。いい楽曲があったら、クレジットはマメにチェックしたほうがいいですね。
「HipPopBoogie」はトラックもいいけれど、リリックがパーフェクト。アイドルとしてヒップホップを、ラップをすることをタイトルでもある「Hip Pop」というコンセプトを打ち出して見事にプレゼンテーションしています。
では、嵐『LOVE』収録、櫻井翔のソロ曲tr.6「sugar and salt」、2008年の『Dream”A”live』の「HipPopBoogie」をまずは2曲続けてどうぞ。削除されていたらゴメンナサイ。
つづいて、この2曲のトラックを作成した韻シストの2013年9月リリースの『Hipstory』のMVをどうぞ。
メガミックスしたMVになってます。このグループ・・・信頼できる!
今回ご案内した嵐、韻シストの作品が収録されているのはコチラ!
嵐ファンの人も、これを機にヒップホップも合わせてぜひ聴いてみて!!
ヒップホップファンの人は、アイドルソングはただのセルアウトという思い込みを捨てて聴いてほしい。
その楽曲を提供したグループは『韻シスト』という大阪を拠点に活動するヒップホップバンドです。現在は2MCs、Gu、Ba、Dsの5人組。ヒップホップというのはライブもDJがターンテーブルを駆使して流すトラックに合せてMCがラップをするのが一般的ですが、この『韻シスト』はヒップホップ「バンド」なわけで、トラックを生音で演奏するグループなのです。海外で有名なところだとRootsなんかと同じスタイルですね。日本でミクスチャーでないヒップホップバンドは彼らぐらいではないでしょうか。
嵐『LOVE』にて、韻シストが作曲を手掛けたのは櫻井翔のソロ曲tr.6「sugar and salt」。ギターのループとサビ部分のブラスが印象的なしっとりとしたトラック。ゆったりめのBPMだけどビートもしっかり効いてて、後半のスクラッチ使いも心地いい感じです。やや低音でラップする櫻井の声質ともしっかり決まってます。
これを聞いたとき、櫻井翔のソロとしては2008年の『Dream”A”live』の「HipPopBoogie」と並ぶ良作だって思ったら、実は作曲陣がほぼ同じだったということがわかりました。こちらの作曲クレジットはCOUNTFORCEとなっているのですが、このユニット、韻シストのギタリストでトラックメイカーのTAKUとベーシストのSHYOUによるものでした。いい楽曲があったら、クレジットはマメにチェックしたほうがいいですね。
「HipPopBoogie」はトラックもいいけれど、リリックがパーフェクト。アイドルとしてヒップホップを、ラップをすることをタイトルでもある「Hip Pop」というコンセプトを打ち出して見事にプレゼンテーションしています。
では、嵐『LOVE』収録、櫻井翔のソロ曲tr.6「sugar and salt」、2008年の『Dream”A”live』の「HipPopBoogie」をまずは2曲続けてどうぞ。削除されていたらゴメンナサイ。
つづいて、この2曲のトラックを作成した韻シストの2013年9月リリースの『Hipstory』のMVをどうぞ。
メガミックスしたMVになってます。このグループ・・・信頼できる!
今回ご案内した嵐、韻シストの作品が収録されているのはコチラ!
嵐ファンの人も、これを機にヒップホップも合わせてぜひ聴いてみて!!
ヒップホップファンの人は、アイドルソングはただのセルアウトという思い込みを捨てて聴いてほしい。
2013年の日本語ヒップホップシーンをまとめて振り返るならこの1枚!ミックスCD『Best Of Japanese Hip Hop Hits 2013』 [音楽]
11月ももうすぐ終わり!クリスマスからお正月へと、1年の中で1年がめちゃんこ短く感じる時期が目の前まで来ています。
年末になると「今年を表す漢字」とか「流行語大賞」とか、1年を振り返るプロジェクトがあちこちで発生しますよね。昨日、2013年11月27日にリリースされたDJ ISSOによるミックスCD、『Best Of Japanese Hip Hop Hits 2013』もそんな振り返り企画。ジャパニーズヒップホップシーンで話題になったナンバーをメジャー、マイナー全34曲をまとめてカッコよくミックスした1枚。
収録アーティストは、KREVA、ZEEBRA、RHYMESTERといった茶の間の奥様もご存じ?なビッグネームに、NハードコアMCの般若、若手のAKLO、SALUほか、tofubeats、SIMON、SNEEEZE、OTOGIBANASHI’S、サイプレス上野とロベルト吉野、PUNPEEなどなど。AAA(トリプルエー)のラッパー、日高光啓がSKY-HI名義でリリースした「Rule」なんかも入っています。この幅広さとボリュームはまさに2013年の総ざらい!
日本語ヒップホップシーンに興味はあっても、たくさんのアーティストの楽曲を聴く時間は意外ととれなかったり、聴きたくてもお金がなくて音源買えなかったりとか、そんな私と同じような悩みを抱えている人にとってはものすごくありがたい1枚になっていると思います。毎年恒例の企画なので、来年もぜひ続けていただきたいものです。
『Best Of Japanese Hip Hop Hits 2013』 tr.3収録曲
般若 「はいしんだ feat. SAMI-T from Mighty Crown」
『Best Of Japanese Hip Hop Hits 2013』 tr.8収録曲
SKI-HI「Rule」
『Best Of Japanese Hip Hop Hits 2013』 tr.31収録曲
KREVA「王者の休日」
クリスマスとか大晦日のホームパーティーでかけるといいかも!
『Best Of Japanese Hip Hop Hits 2013』、あと紹介した楽曲が収録されているオリジナル版のCD。
アマゾンで試聴できるのもあるよ!!
2012年以前のモノもよろしくね!
年末になると「今年を表す漢字」とか「流行語大賞」とか、1年を振り返るプロジェクトがあちこちで発生しますよね。昨日、2013年11月27日にリリースされたDJ ISSOによるミックスCD、『Best Of Japanese Hip Hop Hits 2013』もそんな振り返り企画。ジャパニーズヒップホップシーンで話題になったナンバーをメジャー、マイナー全34曲をまとめてカッコよくミックスした1枚。
収録アーティストは、KREVA、ZEEBRA、RHYMESTERといった茶の間の奥様もご存じ?なビッグネームに、NハードコアMCの般若、若手のAKLO、SALUほか、tofubeats、SIMON、SNEEEZE、OTOGIBANASHI’S、サイプレス上野とロベルト吉野、PUNPEEなどなど。AAA(トリプルエー)のラッパー、日高光啓がSKY-HI名義でリリースした「Rule」なんかも入っています。この幅広さとボリュームはまさに2013年の総ざらい!
日本語ヒップホップシーンに興味はあっても、たくさんのアーティストの楽曲を聴く時間は意外ととれなかったり、聴きたくてもお金がなくて音源買えなかったりとか、そんな私と同じような悩みを抱えている人にとってはものすごくありがたい1枚になっていると思います。毎年恒例の企画なので、来年もぜひ続けていただきたいものです。
『Best Of Japanese Hip Hop Hits 2013』 tr.3収録曲
般若 「はいしんだ feat. SAMI-T from Mighty Crown」
『Best Of Japanese Hip Hop Hits 2013』 tr.8収録曲
SKI-HI「Rule」
『Best Of Japanese Hip Hop Hits 2013』 tr.31収録曲
KREVA「王者の休日」
クリスマスとか大晦日のホームパーティーでかけるといいかも!
『Best Of Japanese Hip Hop Hits 2013』、あと紹介した楽曲が収録されているオリジナル版のCD。
アマゾンで試聴できるのもあるよ!!
2012年以前のモノもよろしくね!
超濃縮アフロ・ビート、衝撃のリイシュー!Nath & Martin Brothers 『Money』 [音楽]
アフロ・ビート、アフロ・ファンクと聞いて胸がざわつくなら、このニュースは朗報!
アフロ・ビートの激レアにして、名盤、Nath & Martin Brothersの『Money』が2013年11月26日、ついにリイシューされました!!
アフロ・ビートというのははナイジェリア出身のアーティストFela Kutiにより提唱された音楽ジャンル。ジャズを土台にアフリカ部族的なリズムパターンをミックスしたと言えば、イメージしやすいでしょうか。アフロビートには誕生した60年代の黒人解放運動などの時代背景を受けての政治的メッセージ色が強いものが多々あるのも特長ですが、その辺の話はWikiのアフロビート、Fela Kutiのページに詳しく載っています。レア・グルーヴのカテゴリーで紹介したOneness of Jujuもこのジャンルですね。
アフロ・ビートってこんな感じの音楽です。土の香りが漂うビートがたまらんぜ。
Fela Kuti 『No Agreement』より
そして、今回ご紹介するNath & Martin Brothersの『Money』というアルバム。実はナイジェリア・アフロ・ビートのコレクターなら垂涎モノの超レア盤にして、名盤です。Martin Brothersは開祖Fela Kutiらと並びアフロビートのパイオニアとして70年代に活躍。Fela Kutiのバンドでパーカッションを担当していたPax Nicholasの作品等の参加キャリアもあり、アフロ・ビートにおける最重要アーティストと言うに十分なスキルと実績を持っています。アルバム全体を通して感じるのは、呪術にも似た陶酔感のあるパーカッションのリズムに乗って鳴るギターの独特な存在感。tr.2「Money」なんかは妙にブルージーで味があっていい。
この『Money』自体のオリジナルプレスは数十枚しか現存していないらしい。ABBEY ROADスタジオにて新たにリマスタリングが施されているので、音質もバッチリ!これをリイシューしたVoodoo Funkはエライ!!
試聴はdisk union、techniqueのオンライストアでできるので、ぜひどうぞ。
アフロ・ビートならマストな音源として、この『Money』のほか、Fela Kutiの作品もあげておきますね。
『Money』はマジでこのリイシュー逃すと手に入らないかも!?アナログもあるよ!
アフロ・ビートの激レアにして、名盤、Nath & Martin Brothersの『Money』が2013年11月26日、ついにリイシューされました!!
アフロ・ビートというのははナイジェリア出身のアーティストFela Kutiにより提唱された音楽ジャンル。ジャズを土台にアフリカ部族的なリズムパターンをミックスしたと言えば、イメージしやすいでしょうか。アフロビートには誕生した60年代の黒人解放運動などの時代背景を受けての政治的メッセージ色が強いものが多々あるのも特長ですが、その辺の話はWikiのアフロビート、Fela Kutiのページに詳しく載っています。レア・グルーヴのカテゴリーで紹介したOneness of Jujuもこのジャンルですね。
アフロ・ビートってこんな感じの音楽です。土の香りが漂うビートがたまらんぜ。
Fela Kuti 『No Agreement』より
そして、今回ご紹介するNath & Martin Brothersの『Money』というアルバム。実はナイジェリア・アフロ・ビートのコレクターなら垂涎モノの超レア盤にして、名盤です。Martin Brothersは開祖Fela Kutiらと並びアフロビートのパイオニアとして70年代に活躍。Fela Kutiのバンドでパーカッションを担当していたPax Nicholasの作品等の参加キャリアもあり、アフロ・ビートにおける最重要アーティストと言うに十分なスキルと実績を持っています。アルバム全体を通して感じるのは、呪術にも似た陶酔感のあるパーカッションのリズムに乗って鳴るギターの独特な存在感。tr.2「Money」なんかは妙にブルージーで味があっていい。
この『Money』自体のオリジナルプレスは数十枚しか現存していないらしい。ABBEY ROADスタジオにて新たにリマスタリングが施されているので、音質もバッチリ!これをリイシューしたVoodoo Funkはエライ!!
試聴はdisk union、techniqueのオンライストアでできるので、ぜひどうぞ。
アフロ・ビートならマストな音源として、この『Money』のほか、Fela Kutiの作品もあげておきますね。
『Money』はマジでこのリイシュー逃すと手に入らないかも!?アナログもあるよ!
フェイクどころか一級のファンクロック!武田真治のサックス仕事 [音楽]
タレントが、俳優が、アイドルがテレビ番組や映画で見せてくれている以外のパフォーマンス、例えば楽器を演奏してそのCDをリリースします。そんな話を聞けば、「またテレビ局とかレコード会社が一儲けするための企画なんでしょ?やれやれ・・・。」的な思いをしてしまう方は少なくないはず。
実際、企画主導でビジネスツールとして消耗されていくだけの音楽は確かにあって、その手のものほどメディアで派手に取り上げられたりしているせいで、よりマイナスイメージが強くなってしまっているのだと思います。ただ、そういったイメージだけで食わず嫌いをするのが本当に「もったいない!」と感じさせてくれる作品があるのも事実。
前置きが少し長くなりましたが、今回はもともとスキルの下地がちゃんとあったけど、本業にしてこなかった人が最高のメンバー、スタッフと一緒に本気で作ったら超カッコいいのができたよ、という話。ご紹介するのは武田真治の『S』(1995)です。
ジュノンボーイとして華々しくデビューした武田真治ですが、ご存じのとおりサックスプレイヤーとしての顔も持っております。フジテレビのめちゃイケで彼がプレイする姿を見た方も多いと思います。
この武田真治、デビュー前はチェッカーズとそのバックバンドに触発されて中学の頃にサックスをはじめ、デビュー前までは地元北海道のバンドに所属してプレイをしていたそう。ジュノンボーイのコンテストでグランプリを獲得できた理由として、審査員の前でサックスを披露したことも過去のインタビューで語っていました。
武田真治の話はこの『S』リリース時のロッキングオンジャパンが家に残っているなど、資料もあっていろいろ書けるのですが、長くなるのでまた別の機会に。
で、このサックスプレーヤー武田真治としてのデビュー作『Blow up』ですが、骨太なファンクロックです。あるレビューでは日本人としてはけっこう珍しい、メイシオ・パーカーに忠実なプレイスタイルとも評されています。
ビッグバンドのイントロから一転、スリリングなリフに乗せて叫ぶように唸るテナーサックスのインパクトが強烈なタイトルチューンtr.1「Blow up」。ファンキーなヴォーカルナンバーのtr.6「Motor Way」(武田自身はサックスのプレイだけで歌ってないところがイイよね)、ディスコソウルなtr.9「Free Your Soul」、アッパーチューン再びのtr.10「サファイアを手に入れろ」など、クラブジャズ系のイベントで、SOIL&"PIMP"SESSIONSなんかに混じってかかっていてもおかしくない、むしろ繋いでかけて欲しいくらいのクオリティになっております。(SOIL&"PIMP"SESSIONSとは、NHKの「トップランナー」でセッションしてましたね。)
とにかく、デビュー作にしてクオリティがえらいことになっている作品であります。そのクオリティを支えているのは何か?と言えば、バックのプレイヤー達に他ならないわけで。プロデューサーとして大半の作曲、編曲に関わっているのが、元チェッカーズのギタリストにしてバンドのコンマス的役割を果たしていた武内亨、ホーン隊は東京スカパラダイスオーケストラ、あと面白いのがtr.7「Sene#37」というアンビエントなトラックは、なんと高木完によるもの!だから、二足のわらじとかって毛嫌いせずに一度聞くべき。このCDデビュー以降、武田真治の音楽活動がDoragon AshやLOSALIOSへの参加などプレイヤーとして続いていることも、そのプレイが片手間の副業や付け焼刃でないことは明白だから。
武田真治の『S』よりtr.1「Blow up」
つづいてtr.6「Motor Way」
『S』ほか主な武田真治作品。
ビジュアル重視の方はツアーのビデオがDVD化されておりますのでぜひ!
ハウスファンならこちらもぜひ!Daishi Danceとこんなfeat.もやってたりします。
バンドBLACK JAXXでは、忌野清志郎をヴォーカルに迎えた楽曲も!
実際、企画主導でビジネスツールとして消耗されていくだけの音楽は確かにあって、その手のものほどメディアで派手に取り上げられたりしているせいで、よりマイナスイメージが強くなってしまっているのだと思います。ただ、そういったイメージだけで食わず嫌いをするのが本当に「もったいない!」と感じさせてくれる作品があるのも事実。
前置きが少し長くなりましたが、今回はもともとスキルの下地がちゃんとあったけど、本業にしてこなかった人が最高のメンバー、スタッフと一緒に本気で作ったら超カッコいいのができたよ、という話。ご紹介するのは武田真治の『S』(1995)です。
ジュノンボーイとして華々しくデビューした武田真治ですが、ご存じのとおりサックスプレイヤーとしての顔も持っております。フジテレビのめちゃイケで彼がプレイする姿を見た方も多いと思います。
この武田真治、デビュー前はチェッカーズとそのバックバンドに触発されて中学の頃にサックスをはじめ、デビュー前までは地元北海道のバンドに所属してプレイをしていたそう。ジュノンボーイのコンテストでグランプリを獲得できた理由として、審査員の前でサックスを披露したことも過去のインタビューで語っていました。
武田真治の話はこの『S』リリース時のロッキングオンジャパンが家に残っているなど、資料もあっていろいろ書けるのですが、長くなるのでまた別の機会に。
で、このサックスプレーヤー武田真治としてのデビュー作『Blow up』ですが、骨太なファンクロックです。あるレビューでは日本人としてはけっこう珍しい、メイシオ・パーカーに忠実なプレイスタイルとも評されています。
ビッグバンドのイントロから一転、スリリングなリフに乗せて叫ぶように唸るテナーサックスのインパクトが強烈なタイトルチューンtr.1「Blow up」。ファンキーなヴォーカルナンバーのtr.6「Motor Way」(武田自身はサックスのプレイだけで歌ってないところがイイよね)、ディスコソウルなtr.9「Free Your Soul」、アッパーチューン再びのtr.10「サファイアを手に入れろ」など、クラブジャズ系のイベントで、SOIL&"PIMP"SESSIONSなんかに混じってかかっていてもおかしくない、むしろ繋いでかけて欲しいくらいのクオリティになっております。(SOIL&"PIMP"SESSIONSとは、NHKの「トップランナー」でセッションしてましたね。)
とにかく、デビュー作にしてクオリティがえらいことになっている作品であります。そのクオリティを支えているのは何か?と言えば、バックのプレイヤー達に他ならないわけで。プロデューサーとして大半の作曲、編曲に関わっているのが、元チェッカーズのギタリストにしてバンドのコンマス的役割を果たしていた武内亨、ホーン隊は東京スカパラダイスオーケストラ、あと面白いのがtr.7「Sene#37」というアンビエントなトラックは、なんと高木完によるもの!だから、二足のわらじとかって毛嫌いせずに一度聞くべき。このCDデビュー以降、武田真治の音楽活動がDoragon AshやLOSALIOSへの参加などプレイヤーとして続いていることも、そのプレイが片手間の副業や付け焼刃でないことは明白だから。
武田真治の『S』よりtr.1「Blow up」
つづいてtr.6「Motor Way」
『S』ほか主な武田真治作品。
ビジュアル重視の方はツアーのビデオがDVD化されておりますのでぜひ!
ハウスファンならこちらもぜひ!Daishi Danceとこんなfeat.もやってたりします。
バンドBLACK JAXXでは、忌野清志郎をヴォーカルに迎えた楽曲も!
Dance Floor Massive Ⅳ at Zepp なんば(RIP SLYME 2013ツアー) [音楽]
久々にライブに行きました。
ハロウィンの10月31日にZeppなんばで開催された RIP SLYMEのDance Floor Massive Ⅳに。
RIP SLYMEのツアーは大きく2種類あり、ひとつは新作アルバムのタイトルを冠したホールツアー。もうひとつが2013年が4回目の開催となるDance Floor Massiveというタイトルで開催されるライブハウスツアーです。ライブハウスをクラブのダンスフロアに見立て、繰り広げられるダンスチューン中心のセットリスト、メンバーと距離の近さと相まって、毎度凄まじい熱気を帯びるライブとなっています。
構成は四部構成で、新作アルバム『GOLDEN TIME』収録の新曲もしっかり披露してくれました。
各パート間にはさまれるMCで面白かったものをいくつか紹介。会話内容は大体の流れです。
<新曲披露パート後>
RYO-Z「大阪の街でまったく気づかれなかった。俺はモテねぇなぁと思った。家に帰ればちゃんと嫁がいるからいいんだけど。(メンバーで)一番のモテ男だけどSUさん、家はどう?」
SU「家帰っても、さくらんぼ狩りに行ってていないからね。」
(SUの妻はシンガーソングライターの大塚愛)
<ラストナンバー前?>
振付にきゃりーぱみゅぱみゅを取り入れた(テレビ番組の収録時、楽屋で直接教えてもらったらしい)ことから、振付についてメンバー間での会話の中、PESの「大体しか知らないから」というフレーズがDJ FUMIYAにサンプリングされ、ビートに合わせてループされる。メンバーはこのサンプリングをされるとかなり恥ずかしいらしい。会話の流れは覚えていませんが、RYO-Zも「ドキっとしちゃった、ボク」というフレーズをサンプリングされていましたよ。
<アンコールパート>
ハロウィンにちなんで、メンバーが仮装・メイクで登場。RYO-Z:「Sly」PVで使用された金の仮面を装着。ILMARI:ウサギの耳のかぶりもの装着。ゾンビメイクを試みるも失敗、血糊メイクがカミソリまけのような感じに。SU:ウサギの耳のかぶりもの装着。中途半端な白塗りになぜか鼻の穴を大きく見せるメイク。PES曰く「お前、顔きたねーなぁ!(笑)」PES:ウサギの耳のかぶりもの装着。バットマンのジョーカー風メイクに挑戦するも失敗「お前もB-BOYにしてやろうか!」と聖飢魔Ⅱ風の台詞を絶叫。DJ FUMIYA:ウサギの耳のかぶりもの装着。金髪挑発カツラにSM風の黒い仮面。メンバーで一番長身で体格も悪くないので海外レスラーっぽい。
とにかく盛り上がりました。プチョヘンザによる筋肉痛がひどいです。
アンコール終了後のBGMがSly & The Family Stoneの「Everyday People」だったのが印象的でした。公式ホームページでPESはフェイバリットアーティストにSly & The Family Stoneを挙げています。
Sly & The Family Stoneについては前に記事で少し触れているので、ご興味があればこちらへ。
そんなDance Floor Massive Ⅳから新作アルバム『GOLDEN TIME』収録の「ジャングルフィーバー」を。
新作アルバム『GOLDEN TIME』(初回限定盤)は2013年12月4日リリース!
ドラマ「リーガルハイ2」主題歌と なっている「SLY」も収録されております!!
曲順あいまいですが、セットリスト掲載しておきます。
(ネタバレ情報のため文字を見づらくして掲載しています。確認したい場合はクリック&ドラッグでどうぞ。)
Zeppなんば 2013年10月31日
【オープニングパート】 01.ロングバケーション 02.HOTTER THAN JULY 03.JOINT 04.ING 05.ブロウ 06.SPLASH 07.bubbleTrobe 【いくつか新曲披露パート】 08.AH!YEAH ! 09.SLY 10.RUN with... 11.Don't Panic 【チルアウト&クールパート】 12.黄昏サラウンド 13.気の置けない二人 14.Tales 15.楽園ベイベー 16.センスオブワンダー 【まだまだ盛り上がりますパート】 17.Good day 18.SCAR 19.UNDERLINE№5 20.Good time 【ラストナンバー】 21.ONE 【アンコール】 22.ジャングルフィーバー 23.熱帯夜 24.マタ逢ウ日マデ
ハロウィンの10月31日にZeppなんばで開催された RIP SLYMEのDance Floor Massive Ⅳに。
RIP SLYMEのツアーは大きく2種類あり、ひとつは新作アルバムのタイトルを冠したホールツアー。もうひとつが2013年が4回目の開催となるDance Floor Massiveというタイトルで開催されるライブハウスツアーです。ライブハウスをクラブのダンスフロアに見立て、繰り広げられるダンスチューン中心のセットリスト、メンバーと距離の近さと相まって、毎度凄まじい熱気を帯びるライブとなっています。
構成は四部構成で、新作アルバム『GOLDEN TIME』収録の新曲もしっかり披露してくれました。
各パート間にはさまれるMCで面白かったものをいくつか紹介。会話内容は大体の流れです。
<新曲披露パート後>
RYO-Z「大阪の街でまったく気づかれなかった。俺はモテねぇなぁと思った。家に帰ればちゃんと嫁がいるからいいんだけど。(メンバーで)一番のモテ男だけどSUさん、家はどう?」
SU「家帰っても、さくらんぼ狩りに行ってていないからね。」
(SUの妻はシンガーソングライターの大塚愛)
<ラストナンバー前?>
振付にきゃりーぱみゅぱみゅを取り入れた(テレビ番組の収録時、楽屋で直接教えてもらったらしい)ことから、振付についてメンバー間での会話の中、PESの「大体しか知らないから」というフレーズがDJ FUMIYAにサンプリングされ、ビートに合わせてループされる。メンバーはこのサンプリングをされるとかなり恥ずかしいらしい。会話の流れは覚えていませんが、RYO-Zも「ドキっとしちゃった、ボク」というフレーズをサンプリングされていましたよ。
<アンコールパート>
ハロウィンにちなんで、メンバーが仮装・メイクで登場。RYO-Z:「Sly」PVで使用された金の仮面を装着。ILMARI:ウサギの耳のかぶりもの装着。ゾンビメイクを試みるも失敗、血糊メイクがカミソリまけのような感じに。SU:ウサギの耳のかぶりもの装着。中途半端な白塗りになぜか鼻の穴を大きく見せるメイク。PES曰く「お前、顔きたねーなぁ!(笑)」PES:ウサギの耳のかぶりもの装着。バットマンのジョーカー風メイクに挑戦するも失敗「お前もB-BOYにしてやろうか!」と聖飢魔Ⅱ風の台詞を絶叫。DJ FUMIYA:ウサギの耳のかぶりもの装着。金髪挑発カツラにSM風の黒い仮面。メンバーで一番長身で体格も悪くないので海外レスラーっぽい。
とにかく盛り上がりました。プチョヘンザによる筋肉痛がひどいです。
アンコール終了後のBGMがSly & The Family Stoneの「Everyday People」だったのが印象的でした。公式ホームページでPESはフェイバリットアーティストにSly & The Family Stoneを挙げています。
Sly & The Family Stoneについては前に記事で少し触れているので、ご興味があればこちらへ。
そんなDance Floor Massive Ⅳから新作アルバム『GOLDEN TIME』収録の「ジャングルフィーバー」を。
新作アルバム『GOLDEN TIME』(初回限定盤)は2013年12月4日リリース!
ドラマ「リーガルハイ2」主題歌と なっている「SLY」も収録されております!!
曲順あいまいですが、セットリスト掲載しておきます。
(ネタバレ情報のため文字を見づらくして掲載しています。確認したい場合はクリック&ドラッグでどうぞ。)
Zeppなんば 2013年10月31日
【オープニングパート】 01.ロングバケーション 02.HOTTER THAN JULY 03.JOINT 04.ING 05.ブロウ 06.SPLASH 07.bubbleTrobe 【いくつか新曲披露パート】 08.AH!YEAH ! 09.SLY 10.RUN with... 11.Don't Panic 【チルアウト&クールパート】 12.黄昏サラウンド 13.気の置けない二人 14.Tales 15.楽園ベイベー 16.センスオブワンダー 【まだまだ盛り上がりますパート】 17.Good day 18.SCAR 19.UNDERLINE№5 20.Good time 【ラストナンバー】 21.ONE 【アンコール】 22.ジャングルフィーバー 23.熱帯夜 24.マタ逢ウ日マデ
EDMの超新星!Aviciiがアルバムデビュー!! [音楽]
先月、9月16日にEDMの超新星!Aviciiのデビュー・アルバム(輸入盤)が遂にリリースされました!!
その前にEDMって何?ってことですが、エレクトリック・ダンス・ミュージックの略です。このジャンルで活躍しているアーティストにはDavid Guetta、Skrillex、ZEDDなどがいると言えば、イメージできるでしょうか。いわゆるお祭り系とかパーティー系、ノリと勢いで盛り上がっちゃう感じね。
そんなEDM界で大注目されている新鋭が、今回ご紹介するAvicii(アヴィーチー)です。スウェーデン・ストックホルム出身、23才のDJ/プロデューサーのティム・バークリングによるプロジェクトで、『DJ Magazine』が選ぶ2012年のトップDJベスト100で第3位に選ばれているほど。ちなみに1位はオランダ人DJのArmin Van Buren(勉強不足でこの人は知らない…)。このランキングを詳しく知りたい人はココからどうぞ。
待望のデビューアルバムのタイトルは『True』。アルバムより先行でリリースされたシングル曲「Wake me up」は絶対に聴いてほしい作品のひとつ。
カントリー風のギターのフレーズがエレクトロサウンドに遷移していく意外性のあるトラックはもちろんですが、楽曲クオリティをガツンと上げているのはなんと言ってもAloe Blaccのソウルフルなヴォーカル。Aloe Blaccは2010年の『Good Things』というアルバムが名盤なので、また別の機会に。
Aviciiの「Wake me up」。必聴。
Aloe Blaccもついでに。『Good Things』収録の「Loving You Is Killing Me 」。ちびっこダンサーがイイ!
Aviciiのデビューアルバム『True』。「Wake me up」だけでもという人はシングルもあります!
Aloe Blaccの『Good Things』もついでに。いい声。
その前にEDMって何?ってことですが、エレクトリック・ダンス・ミュージックの略です。このジャンルで活躍しているアーティストにはDavid Guetta、Skrillex、ZEDDなどがいると言えば、イメージできるでしょうか。いわゆるお祭り系とかパーティー系、ノリと勢いで盛り上がっちゃう感じね。
そんなEDM界で大注目されている新鋭が、今回ご紹介するAvicii(アヴィーチー)です。スウェーデン・ストックホルム出身、23才のDJ/プロデューサーのティム・バークリングによるプロジェクトで、『DJ Magazine』が選ぶ2012年のトップDJベスト100で第3位に選ばれているほど。ちなみに1位はオランダ人DJのArmin Van Buren(勉強不足でこの人は知らない…)。このランキングを詳しく知りたい人はココからどうぞ。
待望のデビューアルバムのタイトルは『True』。アルバムより先行でリリースされたシングル曲「Wake me up」は絶対に聴いてほしい作品のひとつ。
カントリー風のギターのフレーズがエレクトロサウンドに遷移していく意外性のあるトラックはもちろんですが、楽曲クオリティをガツンと上げているのはなんと言ってもAloe Blaccのソウルフルなヴォーカル。Aloe Blaccは2010年の『Good Things』というアルバムが名盤なので、また別の機会に。
Aviciiの「Wake me up」。必聴。
Aloe Blaccもついでに。『Good Things』収録の「Loving You Is Killing Me 」。ちびっこダンサーがイイ!
Aviciiのデビューアルバム『True』。「Wake me up」だけでもという人はシングルもあります!
Aloe Blaccの『Good Things』もついでに。いい声。
9月だ!セプテンバーだ!!EW&Fだ!!! [音楽]
いつの間にかもう9月!
September has come!です。だからEarth Wind & Fireは外せない。
ダンスミュージック史に残るクラシック中のクラシックなので何も書きません。
最近では映画「最強のふたり」の超かっこいいオープニングで流れて話題になりましたね。
ただ、8年ぶりとなるニューアルバム『Now Then & Forever』(日本版名フォーエバー)がリリースされます!新曲が楽しみなのはもちろんですが、ファレル、デヴィッド・フォスターらの選曲によるデラックスエディションも聞き逃せない!!
正確には9月21日だ!「September」
ニューアルバム『Now Then & Forever』から一曲「My Promise」
September収録のベスト盤。リマスターだからいい音!EW&Fを初めて聴く人に特におススメ。
ニューアルバム『Now Then & Forever』のデラックスエディション
輸入盤にする?ボーナストラックつきの日本盤にする?
September has come!です。だからEarth Wind & Fireは外せない。
ダンスミュージック史に残るクラシック中のクラシックなので何も書きません。
最近では映画「最強のふたり」の超かっこいいオープニングで流れて話題になりましたね。
ただ、8年ぶりとなるニューアルバム『Now Then & Forever』(日本版名フォーエバー)がリリースされます!新曲が楽しみなのはもちろんですが、ファレル、デヴィッド・フォスターらの選曲によるデラックスエディションも聞き逃せない!!
正確には9月21日だ!「September」
ニューアルバム『Now Then & Forever』から一曲「My Promise」
September収録のベスト盤。リマスターだからいい音!EW&Fを初めて聴く人に特におススメ。
ニューアルバム『Now Then & Forever』のデラックスエディション
輸入盤にする?ボーナストラックつきの日本盤にする?
Erykah Baduも絶賛!ネオ・ソウルの新鋭Hiatus Kaiyoteの1st [音楽]
前回の予告どおり、Hiatus Kaiyoteの1stアルバム『Tawk Tomahawk』を紹介します。
このHiatus Kaiyote(ハイエイタス・カイヨーティ)はオーストラリア発のネオ・ソウル系バンドで、エリカ・バドゥ、ディアンジェロ、ホゼ・ジェイムスらのライブでオープニングアクトを務めるなど、この手の音楽が好きな方なら期待値がイヤでも高くなるグループです。これまで音源の発表はダウンロードやヴァイナルのみでしたが、2013年7月、ようやくCDアルバム『Tawk Tomahawk』がリリースされました。
そしてこのCD版にはビッグニュースが!ボーナストラックで、なんとラッパーのQ-TIPがゲスト参加!メローで浮遊感のあるトラックにQ-TIPならではの甘口ラップは相性ピッタリで聴きごたえ十分です。
さらに、bmrの情報によると彼らの2010年のライブ音源に、シャフィーク・フセインやマーク・ド・クライヴ・ロウら参加のリミックス集『Tawk Takeout』が無料ダウンロードできるとのこと(2013年9月5日確認)。購入はともかくフリーだから一回聴いてみるべき!
CDデビューアルバムに収録のHiatus Kaiyote - Nakamarra ft. Q-Tip
CD版Hiatus Kaiyote『Tawk Tomahawk』
このHiatus Kaiyote(ハイエイタス・カイヨーティ)はオーストラリア発のネオ・ソウル系バンドで、エリカ・バドゥ、ディアンジェロ、ホゼ・ジェイムスらのライブでオープニングアクトを務めるなど、この手の音楽が好きな方なら期待値がイヤでも高くなるグループです。これまで音源の発表はダウンロードやヴァイナルのみでしたが、2013年7月、ようやくCDアルバム『Tawk Tomahawk』がリリースされました。
そしてこのCD版にはビッグニュースが!ボーナストラックで、なんとラッパーのQ-TIPがゲスト参加!メローで浮遊感のあるトラックにQ-TIPならではの甘口ラップは相性ピッタリで聴きごたえ十分です。
さらに、bmrの情報によると彼らの2010年のライブ音源に、シャフィーク・フセインやマーク・ド・クライヴ・ロウら参加のリミックス集『Tawk Takeout』が無料ダウンロードできるとのこと(2013年9月5日確認)。購入はともかくフリーだから一回聴いてみるべき!
CDデビューアルバムに収録のHiatus Kaiyote - Nakamarra ft. Q-Tip
CD版Hiatus Kaiyote『Tawk Tomahawk』
キエるマキュウのMAKI THE MAGICが急逝 [音楽]
キエるマキュウのMAKI THE MAGICが7月14日に逝去。46歳。死因は脳内出血と発表。
MAKI THE MAGICは1998年よりCQとIllicit Tsuboiとともにキエるマキュウとして活動開始。トラックメーカー、DJ、プロデューサーとしてのスキルも高く、日本ヒップホップ界に多大な影響を与えてきた一人です。2012年にアルバム『Hakoniwa』の発表があり、翌2013年にはライムスターのアルバム『ダーティーサイエンス』での客演などまだまだ精力的な活動がファンとシーンに期待されていたのですが、信じられない事態が起きてしまいました。
R.I.P.ご冥福をお祈りします。
今まで素晴らしい音楽を届けてくれたことに感謝の意を込めて、このブログからも作品をお伝えします。
2012年のアルバム『Hakoniwa』よりtr.6「Mirai」
ゲストとして参加したライムスターのアルバム
『ダーティーサイエンス』よりtr.4「ドサンピンブルース feat.キエるマキュウ 」
MAKI THE MAGICの音は、これからもずっと新鮮なまま。
MAKI THE MAGICは1998年よりCQとIllicit Tsuboiとともにキエるマキュウとして活動開始。トラックメーカー、DJ、プロデューサーとしてのスキルも高く、日本ヒップホップ界に多大な影響を与えてきた一人です。2012年にアルバム『Hakoniwa』の発表があり、翌2013年にはライムスターのアルバム『ダーティーサイエンス』での客演などまだまだ精力的な活動がファンとシーンに期待されていたのですが、信じられない事態が起きてしまいました。
R.I.P.ご冥福をお祈りします。
今まで素晴らしい音楽を届けてくれたことに感謝の意を込めて、このブログからも作品をお伝えします。
2012年のアルバム『Hakoniwa』よりtr.6「Mirai」
ゲストとして参加したライムスターのアルバム
『ダーティーサイエンス』よりtr.4「ドサンピンブルース feat.キエるマキュウ 」
MAKI THE MAGICの音は、これからもずっと新鮮なまま。
ジャズにたくさんの「何か」をプラスして超カッコいいジャズ!Jamie Cullum『Momentum』 [音楽]
前回のDuft Punkのと一緒に、ついで買いしたJamie Cullum『Momentum』を、予告どおり紹介します。
聴いてみて「ついで買い」してごめんなさい、と思いました。結果、Duft Punkより聴いてるかも。でも、ちょうどいいタイミングでHMVが輸入盤2枚以上の購入で20%セールをしていたのはラッキーでした。そこに乗っかってついで買いしました。
ついで買いの経緯はどうでもいいとして、Jamie Cullum『Momentum』、間違いなく名盤になる一枚です。Jamie Cullumは、UKのジャズシンガー・ピアニストでデビュー以来、他ジャンルを融合したスタイルの作品を数多く発表しています。2005年にリリースしたヒップホップ的要素を取り入れた「Get Your Way」のスマッシュヒットを覚えている人も多いはず。
この『Momentum』は、そんなJamieの実験的なサウンド制作が、ひとつの完成形に至ったのではないかと思わせる内容です。体が浮き上がるような多幸感のtr.3、アメリカンオールディーズあるいは昭和歌謡なtr.4、ジャズのクラシックナンバー「Love For Sale」をハードにカバーしたtr.5はUKの人気ラッパーRoots Manuvaをフィーチャリング。このtr.3~5の流れは聴きごたえあります。
今回のアルバム制作では、iphone のアプリや、チャリティ・ショップのキーボード、カセット・レコーダーなども使用したとのこと。あらゆるジャンルを混ぜてもジャズとしての軸がまったくブレていないのがJamieの強さなのだと改めて思い知らされました。
tr.3「Everything You Didn't Do」 PVのトリック的なカメラワークも楽しい!
輸入盤と国内盤あります。価格で選べば輸入盤!
DVD付のデラックス版も輸入盤と国内盤あります。(国内盤は6月18日発売予定)
聴いてみて「ついで買い」してごめんなさい、と思いました。結果、Duft Punkより聴いてるかも。でも、ちょうどいいタイミングでHMVが輸入盤2枚以上の購入で20%セールをしていたのはラッキーでした。そこに乗っかってついで買いしました。
ついで買いの経緯はどうでもいいとして、Jamie Cullum『Momentum』、間違いなく名盤になる一枚です。Jamie Cullumは、UKのジャズシンガー・ピアニストでデビュー以来、他ジャンルを融合したスタイルの作品を数多く発表しています。2005年にリリースしたヒップホップ的要素を取り入れた「Get Your Way」のスマッシュヒットを覚えている人も多いはず。
この『Momentum』は、そんなJamieの実験的なサウンド制作が、ひとつの完成形に至ったのではないかと思わせる内容です。体が浮き上がるような多幸感のtr.3、アメリカンオールディーズあるいは昭和歌謡なtr.4、ジャズのクラシックナンバー「Love For Sale」をハードにカバーしたtr.5はUKの人気ラッパーRoots Manuvaをフィーチャリング。このtr.3~5の流れは聴きごたえあります。
今回のアルバム制作では、iphone のアプリや、チャリティ・ショップのキーボード、カセット・レコーダーなども使用したとのこと。あらゆるジャンルを混ぜてもジャズとしての軸がまったくブレていないのがJamieの強さなのだと改めて思い知らされました。
tr.3「Everything You Didn't Do」 PVのトリック的なカメラワークも楽しい!
輸入盤と国内盤あります。価格で選べば輸入盤!
DVD付のデラックス版も輸入盤と国内盤あります。(国内盤は6月18日発売予定)