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スウィングジャズとヒップホップは合うことを証明し続ける「MOVITS!」 [クールなジャズでぶっとばせ!]

ジャズがヒップホップと相性が良いなんてことは、数々のヒップホップの名作にサンプリングされていることから、当たり前の事実となっていますが、ここでいうジャズの多くはモードジャズやフリージャズ、アシッドジャズなどフロアミュージックの流れになってからのものがほとんど。グレン・ミラーやカウント・ベイシーのようなオーケストラスタイルのスィングジャズや、チャーリーパーカーやビル・エヴァンスとかのソリストがメインのビパップのような、いわゆる世間一般にジャズと言って思い浮かぶ、たとえば「シング・シング・シング」や「テイク・ファイブ」みたいなジャズとは少し違うというのは、その音を聴けば明らかです。

でも、世界は広い。スィングジャズやビパップにラップを乗せて見事にヒップホップとして昇華させ、しかもそのスタイルをひたすらに追及している、ちょっと無謀?異端?でもカッコいいグループが北欧スウェーデンにいます。彼らの楽曲を日本の感覚で言うなら、津軽三味線のビートにラップを乗せた、ライムスターのHEAT ISLANDみたいなのばかりひたすらやっている感じ?ライムスターのMC、宇多丸さん曰く「ラップはどんな音楽にも合わせられるし、合わせていい」わけで、結果できたものが良いモノならそれでいいじゃん!


そして、そのグループの名は「Movits!」。1MC、1DJ、1SAXという構成の時点でかなり異端な雰囲気たっぷり。彼らを紹介するある記事には「ヒップホップ&スウィング・バンド」なんて紹介がありました。確かにそうなんだけれど、読んだほうは想像がつかず混乱します。
CDのリリースはこれまでにオリジナルアルバムが2枚、リミックスの入ったMixCDが1枚あります。リミックスのほうは日本人ラッパーのKEN THE 390も参加していてジャパニーズヒップホップファンも聞く価値ありげな内容です。

曲はなんといってもスィングジャズむき出しのトラックが印象的、スウェーデン語でつづられたリリックとフローも新鮮味あります。スィングジャズの度合いの強さで言えば1stアルバムのほうがコンセプチュアルで、2ndアルバムはヒップホップ、ダンスミュージックとしてのカッコよさを追及した感じで、初めてならコッチから聴くのがおすすめです。

1stアルバムからテイクファイブ風のトラックが素敵なtr.7「Epistel n:o 1」


2ndアルバムからtr.3「Sammy Davis Jr」日本語字幕つきのPVは必見!


2013年リリース予定のアルバムに収録される最新作はこんな感じ。



気に入ったら買ってみる?そして友達に教えてみる?反応おもしろいと思う。





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