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ワイルド・スピード ICE BREAK( Fast & Furious 8)全力ネタバレ記 [映画・テレビ]

ワイルドスピード ICE BREAK( Fast & Furious 8)、見てきました。
吹き替え版のMX4Dと字幕版で迷いましたが、どんなものか興味があったので吹き替えMX4Dを選びました。MX4Dというのはディズニーランドに以前あったマイケルジャクソンの映像アトラクションみたいなもので、カメラワークに合わせて座席が揺れたり、風やら水やらが飛んできたりとより臨場感ある演出をしてくれます。このワイルドスピード8では空撮のシーンでは本当にヘリに乗っているような感覚を味わえたり、エンジン音の振動、爆破シーンの爆風だとか、あと格闘シーンの打撃に合わせた動きがあってけっこう楽しめました。ただ、チケット代は一般の上映料にプラス1000円なのでコストパフォーマンスを気にする人にはあんまりおススメしません。ただ家では体験できない演出効果であるのは間違いないです。

では、ワイルドスピード8のストーリーを追いかけながら感想。
今作でどうなるんだろうと思っていたのは、
・ブライアンをどう扱っていくのか
・前作の敵、デッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)の役回り
この2点です。これらを気にしながら見ていました。

先はネタバレを壮大に含むので、ご注意ください。
映画は全然ダメじゃないです。すごく楽しめたんです。クオリティとかスケールとかエンタテイメント的な楽しさはバッチリだったんです。楽しめたんですが、過去作ずっと見てきたシリーズファンとしては期待感が大きくなりすぎてるところがあって、私の場合は今回の監督がヒップホップグループのN.W.Aを扱った「ストレイト・アウタ・コンプトン」を撮ったF・ゲイリー・グレイだってこととかも重なって、とにかく期待しかない!って気分で見に行ったわけです。ただ、期待感の裏返しか、個人的にどうにもモヤっとするシーンがあって、そこだけが僕のワイスピ世界観とズレを感じてしまったことを、これを書いている今も引っかかっております。

まず、冷静に全体的な感想という話で言えば、過去作へのリスペクト、特に前作でファミリーとは別の道を歩むことになったブライアンへのリスペクトはしっかりと残っていたのは、ファンとして当然であってほしいことがちゃんとストーリーやセリフ、シーンに生きていて嬉しかったです。その「ブライアンのこと、みんな忘れてないよね?」というファンの心配事を冒頭のわりと早い段階でドミニク(ヴィン・ディーゼル)がちゃんとブライアンの名前を出して、彼のスピリッツをそばに置いていることを知らせてくれるのでホッとできました。が、引っかかることもあってそれは最後に書きます。

※記憶をもとに書いているのでストーリーの順序が前後したり、名称の聞き違いなどがあるかもしれません。あれば指摘をお願いします。

【1】恒例のストリートレースの舞台はキューバ
そんな冒頭のシーンは、シリーズ恒例のストリートレース。コースはドミニクとレティがバカンスを過ごすキューバから。キューバらしい、超年代物、50年代のアメリカ車が走りまわる街並みを、爆走カーチェイスします。このシーンでドミニクはいとこの車(めっちゃボロくて遅い、いとこ曰く「俺の車は町で一番遅い、レースで勝てるわけない」と断言、見た目はカーズのミーターのクレーンがついてないやつみたいな)をボンネットとか全部外して軽量化して、さらにブライアン仕込みの即席チューンで炎上しながらも勝利。晴れときどきストリートレーサーな、レティとの平穏な日々です。

それから一転、今回の悪役との出会いが、予告やらCMやらで出てきた「ファミリーの裏切り」に発展していくのです。悪役のサイファーを演じるのはアカデミー女優のシャーリーズ・セロン。もうコイツ、すげーヤなヤツ。これまでのシリーズの悪役はどっちかって言えばわかりやすい悪役、フツーに悪いなーって感じの。悪役あるある、ほぼそのままってやつばかりだったんだけど、今回は方向性が違った。ITスキルの天才で論理的なサイコパスなので、裏工作とかとにかく精神的な面から外堀を埋めて攻めてくるんです。いい意味でワイスピらしくない悪役でした。

で、サイファーはどんなことを企む悪役かというと、世界を恐怖で自分の思い通りにしたい、という精神年齢的には意外と低めな、ここに関していえばワイスピらしい動機で、世界中を混乱に落とせる大量破壊兵器「電磁パルス砲(EMP)」(撃ったまわりの電子機器が一切動かなくなるので自動車含めあらゆるものが制御不能になって大変なことになる兵器)、と「核ミサイルを積んだ原子力潜水艦」を欲しがっていてドミニクに手を貸すよう迫るわけです。

≪このシーンの見どころ≫
・キューバの景色、超ボロい車でレース

【2】「電磁パルス砲」奪還作戦と裏切りのドミニク
先に手を付けるのは「電磁パルス砲」のほう。「電磁パルス砲」はタイミングよくベルリンの反体制派の武器商人に奪われたので、それを奪還するよう警察はホブス(ドゥエイン・ジョンソン)に依頼するわけです。ここでのエージェントとホブスのやり取りは爆笑です。がんばれ!レッドドラゴンズ!です(見ればわかります)。
奪還に失敗すれば刑務所行きというブラックな条件を突き付けられたので(ここちょっと理由がよくわからなくてなんかかわいそうだった)、しょうがなくホブスは依頼を受け、ドミニクらを集めて奪還作戦を開始しますが、すでにドミニクはサイファーに力を貸さざるを得ない状況になっていましたとさ。

ともかく、ファミリーが再び集結します。天才ハッカーのラムジー(ナタリー・エマニュエル)もちゃんといます。ホットです。メカニックとITシステム担当のテズ(リュダクルス)もちゃんといます。ローマン(タイリース・ギブソン)は相変わらずのキャラクターで和みます。いざ作戦決行です。

反体制派はそれなりに武装していましたが、サクッと「電磁パルス砲」を奪還。カーチェイスをしながら解体用の鉄球クレーンをテズが遠隔操作して蹴散らして逃げ切ります。ここでドミニクの裏切りが発生、ホブスの車をクラッシュさせ、「電磁パルス砲」を盗んで逃亡してしまいます。
この理由がなかなか明かされないので、裏切ることがわかっていて、実際裏切るシーンが出たあとでも、ファミリー同様「なんでー?何かの間違いだろ?」と思ってしまうわけで、ここの展開はすごく良かったです。

≪このシーンの見どころ≫
追っ手を鉄球クレーンで蹴散らすところ

【3】ホブス in 刑務所、デッカード再会、そして新キャラ登場
警察の無茶な条件どおり、奪還に失敗したホブスは刑務所に入れられます。しかも重罪犯罪者向けのところに。重犯だらけなので前作のデッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)も同じ刑務所で、独房はホブスの向かいです。ここでの悪口の言い合いはフリースタイルバトル並みの熱さがあって楽しいです。
ホブスが刑務所に入れられるときに前作登場のミスターノーバディ(カート・ラッセル)、彼はファミリーに無茶な依頼をもってくるエージェント的役回りの人、それから今作の新キャラ、リトル・ノーバディ(スコット・イーストウッド)が登場します。新キャラを演じるスコット・イーストウッドはクリント・イーストウッドの息子さんです。今作では経験の浅い「意識高い系」エージェントという立場で、劇中では生真面目さが笑いを誘っていい感じでした。ちなみにカーアクションシーンではブライアンに代わって日本車を担当します。

≪このシーンの見どころ≫
ホブスとデッカードのMCバトル的悪口大会

【4】脱獄祭り
ホブスとデッカードが刑務所に、しかも部屋が隣なら当たり前のようにトラブルが発生、脱獄祭りが始まります。刑務官たちも応戦しますがホブスにはゴム弾があんまり効きません。デッカードはかっこいいマーシャルアーツで刑務官を蹴散らします。二人が刑務所を抜けると、「思ったより時間がかかったな」とミスターノーバディ。二人はミスターノーバディの準備した作戦室に連れて行かれます。そこで、ドミニクを除いたファミリーと新キャラのリトル・ノーバディと合流。「電磁パルス砲」を探し出してサイファーを捕えるために、ミスターノーバディはデッカードとの協力を提案。ファミリーのハンを殺したデッカードなので当然揉めますが、ミッション遂行と合わせてドミニクを探すこととファミリーの余罪は成功すればおとがめなしなどの条件で渋々承諾。ラムジーの「ゴッドアイ」(あらゆるネットワークに接続できるすごいハッキングマシン)でドミニクを探します。

≪このシーンの見どころ≫
ラムジーが冷静にドミニクが裏切ったと予想、それを聴いたレティが怒る
ゴム弾の効かないホブス、ほぼ江田島平八(魁!男塾)くらい無敵

【5】カチコミだぁ!
ゴッドアイでドミニクの場所が見つかります。が、不思議なことにモニターが示すドミニクの位置は同じ作戦室の中。気づいたときには脳震盪を起こすグレネード弾が炸裂し、全員意識朦朧。そこに現れたのはサイファーとドミニク。大胆なカチコミです。サイファーはゴッドアイのシステムデータを盗んでに逃亡。レティはドミニクに朦朧としながらも声をかけますが、サイファーがドミニクにキスをするのを見てショックを受けます。ドミニク、本当に裏切ってしまったの?

≪このシーンの見どころ≫
ローマンの世界お尋ね者ランキングは第11位と微妙
サイファーからドミニクへのキス


【6】ドミニクの事情、エレンとの間に子どもが!
サイファーのアジトは高性能なプライベートジェット機。これで衛星のカメラだのレーダーだのをすり抜けながら移動しているということらしい。ここへ来てようやく、ようやくドミニクの裏切りの理由がわかります。それはレティが行方不明だった間、ドミニクを支えていたエレナと生まれた子どもを人質にとられていたから。それはまぁ・・・仕方ないよなという事情でした。

≪このシーンの見どころ≫
エレナと赤ちゃん登場
ローズというサイファー側の武闘派のヤツがかなり悪そう


【7】戦場はニューヨークへ
「電磁パルス砲」を手にしたサイファーは次の目的に向かいます。核ミサイルのボタンを求め、ニューヨーク訪問中のロシア国防長官を狙うようドミニクに命令します。
ターゲットのロシア国務長官は防弾リムジン、護衛もしっかりつけてちゃんと武装しています。簡単には奪えそうにないのは言うまでもありません。ここからサイファーの激ヤバ作戦がスタートします。サイファーのシステムは前作のサーチシステムのゴッドアイを悪質に改良したようなもので、防犯カメラのクラッキングは当然のことながら、電子機器を積んだものならなんでも遠隔操作できるというチート機能満載!その機能を駆使してニューヨークの自動車は走行中、路上駐車中、自動車ディーラーの展示車までも自由に動かし、街を混乱に陥れ、現場で追跡するドミニクとともにターゲットを追い詰めます。
ここで、たくさんの自動車が暴走する、あのCMシーンが見られます。

≪このシーンの見どころ≫
ドミニクの路上修理シーン(後あとけっこう需要)
ビルから降りそそぐ自動車の雨(キューバだったら車が古すぎてできないんだろうなとか思う)
リムジンを電動丸ノコでこじ開けるときのドミニクの装備がマッドマックス感満載

【8】ドミニクを追いかけろ
一方、不意のカチコミをくらいながら、幸い大ケガもなかったホブスらは、ゴッドアイのような有能なシステムはありませんでしたが、サイファーたちが大騒ぎしてくれたのでドミニクのいる現場に向かうことができました。

【警告!】冷静に書くとかなりアホっぽいストーリーですが、これがいいんです。さっきのカチコミのシーンでドミニクとサイファーがファミリー殺しちゃえば終わりじゃんとか絶対に言わないこと。

で、ロシアから核ボタンを奪ったドミニクが逃走する中、ホブスらも追いつきますがかつてのファミリー最強の男です。キリキリ舞させられます。カスタムされた青いBRZに乗ったリトル・ノーバディはドミニクが工事現場の足場を壊して足止めする、ゲームで言えばニードフォースピード(NFS)とかで当たり前のように使うテクニックで早々とリタイヤさせられます。
ユーロミッションで登場したワイヤーフックでドミニクの車をホブス、デッカード、テズ、レティ、ローマンの5台がかりでつなぎとめることに成功しますが、サイファーのシステム同様、ドミニクの車も超チート仕様。三国志でいうところの呂布です。5台は振り回されデッカードとレティ以外はリタイヤ。ドミニクは車を捨てて逃走します。

≪このシーンの見どころ≫
リトル・ノーバディ「ここ基地の車を使ってもいい」ローマン「じゃああれ」
リトル・ノーバディ「ダメ、派手すぎるし100万ドルもする」ローマン「いいじゃねえかよ!」みたいなやりとり
「ドムの車は2000馬力あるぞ!」「ちがう3000馬力だ!」「いや、5000だな」

【9】まさかアイツがやられるなんて!?
逃走するドミニクをデッカードが追います。いつもならここで肉弾戦となるはずが、ドミニクはあっさりとデッカードを射殺!マジかよ!?とすべてのオーディエンスが思ったはず。ファミリーを殺したキャラクターだから?
その後、ドミニクの隙をついて、レティが核ボタンの入ったアタッシュケースを奪い取ります。ドミニクにレティを撃つよう命令がありましたが、ドミニクはそこまで腐っていません。レティはケース奪還に成功したかと思われましたが、ローズに行く手を阻まれ、結局失敗します。

≪このシーンの見どころ≫
デッカード、撃たれる

【10】サイファーのアジトでの悲劇
サイファーのアジトに戻ったドミニク。命令を無視したドミニクにサイファーは激怒。次にこんなことがあれば子どもの命はないと、見せしめにエレナをローズに銃殺させます。子どものそばで。ドミニクは防弾ガラス越しに怒りを爆発させることしかできません。
このシーン、最悪です。こんなのワイスピじゃないって思った。この件については後でまたグチります。ここではデッカードからエレナ殺害の流れが短いので、このシーンから先、常にどこかもやもやしました。

≪このシーンの見どころ≫
サイコ感満載のサイファー

【11】舞台はロシアの氷原へ
「電磁パルス砲」と「ロシアの核ボタン」をサイファーとドミニクに奪われ、協力メンバーからデッカードを失ってしまったホブス達でしたが、ドミニクを取り戻すというファミリーの心が折れたわけではありません。次のサイファーの狙いはロシア軍施設にある核兵器搭載の原子力潜水艦です。これを取られたら気に入らないヤツは核でドーン!みたいなことが起きてしまいます。ホブス達はロシアへ。リトル・ノーバディもようやくファミリーのルール「ルールがないのがルール」を理解してくれました。みんな乗りたい車で出発です。

ロシアで見張っていると、「電磁パルス砲」を車載したマッスルカーでドミニクが登場。「電磁パルス砲」を放ち軍のあらゆる設備を無力化し堂々と侵入。ドミニクは応戦するロシア軍をかいくぐりながら原子力潜水艦に再び「電磁パルス砲」を撃ち、サイファーは原子力潜水艦を遠隔操作で乗っ取り、核ミサイルの発射タイマーを起動させます。しかし、ドミニクの起こした混乱に乗じて原子力潜水艦に潜入していたローマンとリトル・ノーバディが、核ミサイルの起爆チップをなんとか抜き取り発射を阻止します。

核ミサイルの発射を阻止され、悔しがるサイファー。今度は核ミサイルを持ち出すため原子力潜水艦を外洋へ動かします。ファミリーは外洋へのゲートへ先回りし、ゲートの閉鎖をするため氷上を爆走します。ファミリーの後ろからは、氷を砕きながら迫る潜水艦、そして同じくサイファーの遠隔操作するロシア軍車両の砲撃が襲いかかります。大ピンチです。


≪このシーンの見どころ≫
ローマンは念願のランボルギーニ、テズは最新の戦車
サイファーとラムジーの遠隔操作バトル

【12】赤ちゃん奪還ミッション
一方そのころ、体にバーニアのようなものを付けて空を飛ぶ二人組が現れ、サイファーのジェット機に潜入します。その二人組はなんと、死んだはずのデッカード、それともう一人はこれも前作でこん睡状態になっていたはずのオーウェン!
デッカードとオーウェンは兄弟で、オーウェンは6作目のスカイミッションで敵役として登場。デッカードは前作、7作目でオーウェンの仇討目的でドミニクらと戦いました。
このあたりで、【7】のニューヨークのシーンでドミニクがサイファーの目を盗んで企てた計画が明かされます。デッカードとオーウェンの母、マグダーレン(ヘレン・ミレン)に協力を持ちかけていました。この計画には過去の仲間、テゴ(テゴ・カルデロン)とリコ(ドン・オマール)も手伝ってくれたぜ!

デッカードとオーウェンのミッションはドミニクの息子の奪還。幸い戦闘力の高いローズはロシアでドミニクの見張り役になっていたので、ここはサクッとデッカードがドミニクの赤ちゃんを見つけます。ここからがデッカード、否、「ステイサム無双」です!赤ちゃんの入ったクーハンを持ち、敵の抵抗をかいくぐっていきます。三国志で言えば長坂の戦いで劉禅を抱いて戦う趙雲!!発砲音がうるさいといけないからと耳にヘッドフォンをかけてあげたり、戦闘の合間合間で笑顔をかけてあげたりと優しさも炸裂します。

≪このシーンの見どころ≫
テゴとリコ
趙雲ステイサム
マグダーレンの大物感


【13】追いつめたぞ!
シーンの時間軸が文章だと整理しにくいですが、ロシアのシーン以降、2つのステージでストーリーが展開しています。ひとつはロシアで潜水艦の移動を阻止するホブス達、もうひとつはサイファーのジェット機に潜入したデッカードとオーウェンの兄弟です。サイファーは当然、デッカードの侵入に気づいていますが、サイファー自身は潜水艦の操作、ホブス達の攻撃で手が離せないので、デッカードの対応は部下にまかせています。
先述のとおり、ホブス達はかなり苦戦を強いられています。ドミニクが現れピンチと思いきや、ドミニクはサイファーに抵抗。ファミリーのリーダーが帰ってきました。怒りのデスロードならぬ怒りのサイファーはとどめを刺すために潜水艦の熱誘導ミサイルを発射します。ドミニクは熱源の高い自分の車へミサイルを誘い、仲間を逃がします。ドミニクはミサイルを避けるため氷原を猛スピードで逃げ、急旋回してミサイルを潜水艦に当てることに成功します。CMでは潜水艦の横を車が飛んで抜けていくシーンです。

潜水艦を壊され、デッカードに追い詰められたサイファー。サイファーは抵抗の末、「パラシュートはひとつだけ」という捨て台詞を吐いてジェット機から逃亡します。でも墜落の心配はありません。オーウェンが操縦席を制圧し、サイファーの部下だったパイロットに着陸を命令していました。

≪このシーンの見どころ≫
このへんでドミニクがローズを倒す(うろ覚え)
ドミニクの合流シーン(白のガンダルフの合流シーンのよう)がカッコいい
潜水艦が大爆発した後の「チップがないから核ミサイルは爆発しない」という不思議な安堵感

【14】お祈り、そして子どもの名前は・・・?
サイファーには逃げられたものの、その目的を阻止できたファミリー。今回のプロジェクトに参加したメンバーがアパートの屋上に集まります。ミスターノーバディがねぎらい、リトルノーバディもメンバーに加わります。デッカードはドミニクの子を連れてやってきました。子どもを抱きながら、今は亡きエレナへの思いをひとり語ったあと、レティと子どもの3人で生きていくことをレティに告げます。
そしてお祈りのシーンへ。デッカードもテーブルについています。「ドム、早く教えろよ、新しい仲間をよお」「ああ、こいつの名前は、ブライアンだ」「よろしくなブライアン!」

≪このシーンの違和感 a.k.a Guchi≫
ファミリーの定義がブレはじめた?
エレナの扱いが本当に雑。死に方も、サイファーのサイコっぷりを強調したかったのかもしれないけれど。せめて脱出しようとする中、子どもをかばって死ぬとか。6作目のジゼルみたいにファミリーを助けるために死を選ぶ展開が欲しかったです。先を考えるとドミニク、レティ、エレナ、赤ちゃんブライアンで話ややこしくなるからというのはわからなくもない。でも前作のブライアンのが本当に感動モノだったこと、ジゼルもちゃんとお祈りに「失った仲間」というフレーズがあり、ファミリーの表情もそれほど明るくないところとか配慮があったのに・・・。エレナの葬儀シーンあってもよかったんじゃないかなと思う。で、デッカードはどうなんだろ?まだお祈り参加は早くないか?仮にドミニクがいいよって言っても自分から「まだ俺はファミリーじゃない」とかさ。オーウェン無事だったからOKなのか?だったらそれこそハンが浮かばれないというね。
あれ?そう考えるとやっぱりマズいの3作目のTokyo Driftじゃねーか!予定ではあと2作は制作予定があるみたいだから、もうサイボーグでもなんでもいいからハン復活、ジゼル復活、エレナ復活で、大団円エンディングってわけにはいかないですか?

最初に述べたとおり、ワイルドスピード8 アイスブレイクはまぎれもなく最高のエンタテイメント映画です。最高にハンパないカーアクションが楽しめます。登場キャラクターのやり取りもハリウッド感が溢れてて大好きです。ただシリーズを見つめてきたから、好きすぎるからイヤなところも今回ちょっといつもより見えてしまったのだろうなと思います。

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